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Mpow H20 レビュー aptx-HD対応・Bluetooth ヘッドホン

Mpow H20は、Mpow(エムパウ)が2019年秋に発売したQCC3034搭載のaptxHD対応ワイヤレスヘッドホンです。
H20は海外仕様と日本仕様で違いがあり、海外仕様のH20はQCC3024を搭載します。
日本仕様のH20はaptxHDに対応した上位SoCのQCC3034が搭載され、ペアリング名はMpow H20 plusとなります。

Mpow H20の特徴は、
・aptx-HD対応・QCC3034搭載・最大50時間使用可能・microUSB・低価格
といったところです。

Bluetoothヘッドホンは2018年にJBL Everest 700を買って以来、2年ぶりになります。
当時はBluetoothを始めたばかりで、よくわかりませんでした。
2019年夏にQCC3034搭載のaptxHD対応イヤホンが多数発売され、そちらは入手していましたが、aptxHD対応ヘッドホンは全くノーマークでした。
それまではAugust EP750Sennheiser HD598CSがメインでした。
2019年秋にEarstudio ES100を入手し、今はMDR-1AM2やイヤホンがメインです。
どちらかというとモニター向きだったので、ポップス向きのaptxHD対応ヘッドホンが欲しいと思っていました。
正直なところ、中位機種を狙っていたのですが、お試しで買ってみようかと…😹 

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まず外箱の小ささに驚き😲
折りたたんで梱包、この時点で壊れていたら半年持ちませんから、実用的な梱包です
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袋・USB・有線ケーブル・マニュアルの4点。マニュアルは日本語版
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イヤーパッドは国内メーカー品と同じ作りと品質。
右はMDR-1AM2(グレー)のイヤーパッド
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aptxHDでもaptxでも使用可能。
(トランスミッターはElegiant BTI-066。▶ボタンでaptxとHDの切り替え可能で便利)
ペアリング名は、Mpow H20 plus
充電時間は2時間。これで約35時間(aptxHD時)使用可能とはΣ(゚Д゚)

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右のAugust EP750と同時接続数して比較。
イヤーパッドは使用前にアーマーオールで軽くポリッシュ。
ヘッドバンドが合皮ではなくシリコン製なのは隠れた👍ポイント

◎良い点
最大50時間(30時間)再生…寝落ちしても次の日余裕で使えます
(※何回か検証した結果、aptxHDで約35時間。他のコーデックだと40時間を超えるかもしれません。QCC3034チップはとにかく省電力なのです😻)
aptxHD対応…全帯域で解像度と質感がアップ、有線に近い音質
aptxでも十分…遅延が少なく、動画視聴向け
(※そもそも動画には遅延補正機能がついている場合があり、動画においてコーデックの差はあまり意味はありません)

◎使ってみてよかったところ
装着感良好…所有するヘッドホン中最高
ヘッドバンドが硬すぎない…ティッシュボックスでエージングする必要なし
ヘッドバンドの素材がシリコン製…扱いが楽で個人的にお気に入り

◎改善してもらいたいところ
電源を切る時間が長い…5秒はちょっと長すぎ
ボタン類の位置がイマイチ…ボリュームと間違って電源押したり、電源と間違ってUSB押したり。配置や形状に改善の余地あり
インジケーターが見にくい…ハンガーにかけていると電源を押す時に指に隠れて見えない
音量調整のステップがやや使いにくい…PCで100だと0-2の2ステップしか使えない(まだ調整中です)

◎総評
ひとことで言うと、70年代のオーディオのようなちょっと懐かしいサウンド
低域が中心だが強すぎることもなく、高音は刺さらずマイルド
どのジャンルでも気持ちよく聴ける
中高音が弱めで、全体的な解像度は高くなく、リスニング向け
低音は下まで伸びていないため、映画鑑賞には不向き
高音も上まで伸びていない。耳あたりがよいマイルドな音で、ASMRには向かない
aptxでも十分楽しめる。というかマイルドな音なのでaptxHDと明確な違いがわからなかった。
aptxHDはほんの少し全体的に奥行きと質感が上がる。
しかし、aptxでつながっていても気がつかないこともよくある(´・ω・`)
HDで使うことに越したことはないが、それほどこだわる必要もないかもしれない。
SBC/AAC/aptxは言わずもがな。

H20の特徴は、装着感とマイルドな音質と価格の安さ
音質では一歩譲るものの、それ以外は優秀なところが多い
使用時間の長さもその一つ
音質に関しては、JBL EVEREST300と似ていて、ポップスは可。
オーケストラはバランスは良いが、中高音の解像度不足がネックとなる。
手持ちのEP750やMDR-1AM2との比較なので評価が厳しいかもしれないが、ディティールの聴き分けは難しく、リスニングにはよいが、モニタリングには向かない。
しかし、低音と高音のバランスは良好で、不満に感じることはない。
贅沢を言えば、低音の深さ・中高音の質感だが、Bluetoothヘッドホンでそれらを整えるならば、1万円を超えるはず。
5kという価格帯ではよくできているはずで、手持ちのEverest 700よりあらゆる面で使いやすい。
音は上位機種にはさすがに譲るものの、そつがなくマイルドでまとまっていて、ディティールを聞き分ける用途でなければ、十分使える
aptxHDの良さが堪能できる上位機種があってもいいと思う

価格が安く、装着感がよく、使用時間が長く、トータルな性能に長けたBluetoothヘッドホンです。

 

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