Chironuko3のへや(工事中)

低価格中華イヤホンを中心としたブログです

M-SOUNDS MS-TW3レビュー

M-SOUNDS MS-TW3(¥14,580)
https://www.m-sounds.jp/products/ms-tw3.html

●対応コーデック:SBC、AAC、aptx
TWS+対応(※対応機器が必要)←機器が未対応のため未検証
●タップ操作
・音楽再生時(R1回:音量+、L1回:音量-、R長押し:曲送り、L長押し:曲戻し、L/R2回:停止)
・音楽停止時(L/R1回:再生)
・L/R3秒長押し:電源オンオフ、L/R8秒長押し:リセット
など。

使い勝手はTaoTronics SL53(SoundLiberty53)で十分と考えていたので、どう違うのかがポイントになります。
TWSはたくさんありますが、接続品質などの面でまだ劣るところがあると考えています。
それゆえ、無理をせずじっくりと端末選びをしていたわけです。

●実機レビュー
(今回はプレゼントしていただきました。ありがとうございました。)

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今回はプレゼント企画でいただきました。ありがとうございました。
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イヤホンはパールホワイト、ケースはベージュに近い色。SL53より一回り小さい。
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充電はmicroUSB。しっかり接続しますが、接続距離はやや短め。

サウンドの傾向
MS-TW3はひとことで言うとナローレンジでマイルドなサウンド
低域はやや高めに山があり、高域は上を抑え気味でボーカルは若干遠め
上下のレンジが狭く音場は狭いが、Bluetoothの回線の粗さを感じさせない。
一見ナローなのだが、音場が特殊で前後に広がり、下の低音も再生できている
上下が狭くマイルドで、アコースティックな楽器に向いている。
ロックやEDMなどの打ち込み系は低域の押し出しがあり悪くはないが、窮屈な感じがする。
反面、ピアノとアコギのボーカルものはバッチリ決まる
定位が特殊で楽器が前後に配置される
ボーカルはやや奥、ベースは手前、ピアノはベースの奥ときちんと整列
また音場やレンジが狭いのだがオーケストラもいける。
Bluetoothの少ない情報量をうまくコントロールして、うまく質感を引き出している
このあたりは複合振動板採用ダイナミックドライバーやHDSS音響モジュールの効果なんだろう。

●操作
タッチコントロールは反応がよく、正確。
L/R1回で再生開始/音量+-、2回で停止(再生時)、長押しで曲送り/戻し
「ピッ」っとアラーム鳴る前に手を離すと音量+-、
「ピッ」と鳴ってから離すと曲の送り戻し、というのがコツ

1回で再生なので、ポケットに入れておいて触ってしまうと再生が開始されてしまう。
2回で再生/停止のほうがよかったのではないかと思う。
また、曲送り曲戻しは正確だが、長押しが少したるく感じる。

音量調整は機器に依存する。
DAP(shanling M2s/M3s)はフルコントロールが可能。
しかし、Windows10(1903)は、アプリによっては一部可能。
Windowsの音量調整は不可。一部のアプリのみ可能)
Bluetoothトランスミッターは音量調整が不可。

接続先のアプリに依存し、ハードウェアの制御は不可のようだ。
つまり、接続先のソフトウェアが対応していないと、音量調整が使えない。
トランスミッターは音量調整が使えないが、爆音ではないので使用に差し支えない。
音量調整ができない機種があると使い勝手が悪い。

●連続使用時間と接続品質
単体での連続使用時間は、aptxでおおよそ6時間。(10分はアラームが鳴ります)
単体最大10時間使用には程遠いが、aptxで6時間きっちり使えるので実用には十分。
TWS+だともう少しいいのかも?)

TWS+は対応スマホのみ。
だが、ロールスワッピング機能にはどの機種でも対応しているようだ。
(ロールスワッピング機能とは、ホストを自動に左右に切り替える機能。電池の摩耗が左右均等になる。)

接続強度と距離は、TaoTronics TT-BH053(SL53)と比べて、やや悪い感じ。
通常の近距離の使用では差し支えはないが、距離が伸びたり電波状況が悪くなると途切れやすい
例えば電波が強い自動ドアの前を通ると途切れやすいだろう。
接続強度は強くはないが十分といったところ。

●イヤピ
(初出時、CP360と記載しましたが、CP350の誤りでした。)
イヤピは白い付属品とSpinFit CP350(S/M/L)の2種類が付属。
付属品はあわなかったので、CP350を使用した。
ケースはCP350ギリギリのクリアランス(隙間)なので、事実上、CP360一択となる。
(Jabra Elite 65e系なら入るかもしれない)
もうこのCP350が合わないとあきらめるしかないのが痛い。
(自分はLサイズで左がギリギリあったのでよかった。)

●まとめ
マイルドで奥行きのあるサウンドで、バラードやクラシックなどをじっくり落ち着いて聴ける
ジャンルに得意不得意があるが、サウンドのクオリティは完成されていて鑑賞に耐えうる
有線に比べると情報量で劣りますが、聴きやすさやサウンドバランスなどがよく調整されていて、さすがだなと思います

なにより低価格TWSは音楽鑑賞には不向きでしたが、聴けるクオリティなのが個人的にはうれしいです
接続強度やタッチ操作の互換性など今一歩のところもありますが、実用には十分耐えうる設計になっていますので、その辺はギリオッケーです。

頂いたものなのでPRと表記すべきところですが、ガチレビューなのでPR表記しないことにしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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