LZ-Z04A
¥4,980、WTSUN Audio・NICEHCK・L.S オーディオ・(株)七福神商事が販売
●Bio-Cellulose●16Ω●108dB/mW●15Hz-25kHz●mmcx
ハイブリッドっぽいクールな弱ドンシャリでDDらしい柔らかさを両立させた聴きやすいモデル。
音色はウォーム寄り、音場は標準的、適度な厚みと抜け、解像度は高くはないが、低音の質感がほどよい
低音の鳴り方は下まで伸びているが、柔らかめで主張しすぎず適度な抜けとキレがある。
アコースティックな表現に長ける
ハイブリッド機に比べるとレンジは狭く、明晰さがないがBAの鋭さがなく聴きやすい音
刺さりは適度に抑えられていて、物足りなくも感じるが、しっかり出ていて不満もない
イヤピは、軸が短く開口が広い黒と軸が長いグレーの2つ。
ショートタイプの黒は音像が左右に広がり、明瞭な音。グレーは音像が真ん中に集まる。どちらも好印象で自分はグレーのタイプの互換品としてエレコム EHP-CAP20を使っている。
スパイラルドットやJVC EP-FX2などどれを使ってもまずまずで、イヤピの選択肢が広い。
低音の迫力を求めるならばスパイラルドット、総合的なバランスならグレータイプ(エレコム EHP-CAP20)、この2つに落ち着きそう。
碧LightやE2000と比べると音質で圧倒するところがなく(かといって劣っているわけではなく)、若干割高な感じもするが、リケーブル可能で音質もまずまずな1DDイヤホンを探してみると意外とないもの。
ワイドなレンジ感はハイブリッド機に劣るものの、BAのキツさに疲れ気味の耳にはDDはちょうどいい。
入手してから100日、大分経ってしまったが、それだけ息が長く楽しめるイヤホンと言えます。
優秀なものほど、レビューに時間がかかったりします。
丁度良いということほど、どのくらいが言いにくいものはないからです。
適当なもの、欠点の多いものほど書きやすいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。