Chironuko3のへや(工事中)

低価格中華イヤホンを中心としたブログです

U5K完全ワイヤレス、TT-BH053(第1世代 SoundLiberty 53)を使ってみた!(2020/8改訂)

【追記】「第1世代」~「第3世代」(現行機)の変遷
このレビュー記事は2019年5月時点の「第1世代」の製品のものです
以下に、レビューした「第1世代」と現行の「第3世代」への変遷をまとめました。

レビューした製品は「第1世代」SoundLiberty 53と呼ばれるものです。
(第1世代は第3世代の製品に入れ替わっており、2020/8現在入手不能です)
2019年冬、マイナーチェンジが施された「第2世代」SoundLiberty 53が登場します。
⇒ https://www.amazon.co.jp/dp/B082SY84QM/
第1世代と同じRealtek 8763BFRチップを搭載し、低音を強化したものとなりました。

そして、2020年春、「第3世代」SoundLiberty 53が発売されました。
⇒ https://www.amazon.co.jp/dp/B085Y316TJ/
「第3世代」SoundLiberty 53は、第2世代と同じ筐体ですが、中身が違います。SoundLiberty 77と同じAiroha AB1532を搭載し、MCSyncという新しい通信方式に変わりました。
「第3世代」SL53は、第1・第2世代とは全く別モノといっていいです。
通信方式が従来の「リレー方式」から「左右独立接続」に変わりました。
これにより、左右どちらのイヤホンも素早く単独で使用できるようになりました。
また、接続強度も改善されました。遅延は残念ながら変わっていないようです。

現在はAirohaチップの「第3世代」SoundLiberty 53と、Realtekチップの「第2世代」が並行して販売されています。
サウンドの傾向は第2世代と同じだと思いますが、第2世代と第3世代の通信方式は全く別ですので、お買い求めの際はご注意ください。

SoundLiberty 53「第1世代」のレビュー
TaoTronics TT-BH053(SoundLiberty 53)

(現在は第3世代のSoundLiberty 53に入れ替わっています)
技適認証番号:204-920029
2019/4/11 、TaoTronics Audio直営店(Sunvalley Brands Japan)が販売、¥ 4,599
タイムセールなどで3000円台で購入可能
Realtek 8763BFR●Bluetooth V5.0、AAC(IOSだけ対応) SBC●IPX5
●イヤホンバッテリー45mah、ケース650mAh●8.2 x 3.9 x 2.8cm2.2g*2
※5/18再入荷されたそうです。TaoTronics Audio直営店 が公式の販売店です
https://twitter.com/TaoTronics_JP/status/1129338776621158401?s=20
現在の商品名は、SoundLiberty 53。
TT-BH053からマイナーチェンジされて防水性能がIPX7に強化されました。
(若干低音の量感が増えたそうです)

スペックは最新。ポイントは軽量化。
節電のためにコーデックはSBCのみにして、バッテリー容量を抑え、軽量化を実現
ケースのバッテリーも小容量、ケースも小型化
バッテリーの容量が小さいために低価格化も実現
限定価格で2,000円を切っていたのだが、粗悪品というわけではなく、
徹底した小型化とコストカットにより、低価格化を実現している
これで音がよければ、コスパが高い

自身初の完全ワイヤレスイヤホン
注意していただきたいのは、送信側がBluetooth5.0でなければ、Bluetooth5.0ではないし
Bluetooth5.0でも音楽用コーデックはBluetooth4.2以前と同じ
つまり、音質的にはBluetooth5.0もBluetooth4.0も変わりがないという点
Bluetooth5.0で変わるのは、リモート操作などの通信速度

SBCは音が悪い?デメリットばかりではないSBC
SBC最大のメリットは省電力であるところ
そしてこのTT-BH053は、その省電力のメリットを最大限に生かし、
小型化・軽量化・低コスト化をした高コスパモデルと言える
aptxのほうが音質は有利と言っていいが、ワイヤレス、
ことに完全ワイヤレスの場合、電力消費とバッテリーの大型化により、
使い勝手がよろしくない
2018年秋に新規格aptx adaptedが発表されたが、実用化はまだまだ先
消費電力と軽量化という点で、まだまだ実用域に達していないというのが現状のようだ
aptxHDはさらに電力消費が激しく、200mahバッテリーで4時間程度
これでは重すぎてとても実用できないのだ
現状ではaptxが精いっぱいで、実用的なのがSBC

届いた!

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セット全容。マニュアルは6言語、日本語は最後のほう。
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内容はケースとイヤピとUSBケーブル。ケースはミンティアがすっぽり入るサイズ。
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本体51.5g、イヤホン片側5.4g、両側10.9g、ケース40.5g。公称値2.2gではありません!
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イヤホンの充電部分にシールがついているので、シールを剥がして充電開始。
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まずケースから取り出して左右をペアリング。その後、Bluetoothをオンにして、DAPと接続。
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右/左2回タップで再生/停止。右1回タップで音量UP、左1回で音量ダウン。タッチは良好。

あまりにも音が良かったので、速報版として公開しました!
SBCですが侮れないですねー
速報版(フォトレビュー)はここまでです。
以下は、1日使用してわかったことを〇×△でざっくりまとめてみました。

ざっくりTT-BH053
〇・完全なボタンレス。電源のオンオフはケースからの取り出し。
△・自動ペアリングは問題ない。機器を取り換えるとき面倒。
〇・タッチ操作。右1回タッチで音量アップ、左1回で音量ダウン。2回で再生・停止。3回で曲送り・曲戻し。
〇・タッチ操作は問題なし。接続環境でもたつくことがあるが、これは仕方ない。
◎・音量調整ができる。本体で音量が調整できるTWSイヤホンは意外と少ない。
〇・充電器はマグネットでイヤホンとくっつく
〇・充電時間は約1時間
〇・インジケーターの点滅がちょっと高級
△・トランスミッターを使った他のBTイヤホンと2台同時出力は不可
〇・ゲイン(音量)は低め。組み合わせる機器によっては音量不足かも?
〇・接続機器との音量を記憶しているっぽい
〇・ビットレート高めかも。接続距離は10M以下。
〇・外での接続は問題なし。ただし、雑踏は難しいでしょう。
△・使用時間はSBC接続で3時間半くらい。(片側だけでもしかすると6時間かも?)
〇・イヤホンの重さは片側5.4g。ケースは40.5g。
〇・左側だけでも使用可能。途中から両耳使用に切り換えが自由にできる。
〇・遮音性は体感70%くらい。ただし外で歩きながらの使用は危険です。
〇・4600円なのでポンコツかと決めつけていたがかなり有能

総評
①カタログ値はいくつか違うが、使用上問題はない。
 ⇒イヤホンの重さ、使用時間は実際の製品と異なっていました
②音はそこそこ。
③機能を絞り込んであり、使い勝手は良好で非の打ち所はない。
Bluetoothになれていて、自分である程度の対処ができる人ならば問題はないです。コスパいいです

音的には低音から高音までそこそこ鳴り、ややクール系のスッキリした音です。
解像度もそこそこ。音楽鑑賞にギリギリ使えるかなという感じですが、
BGM程度なら十分な音質。テレビや動画などの軽い用途が一番合っていると思います
6mmドライバーはfinalのイヤホンと同じドライバーの大きさで、無理なく鳴らすのに適しています。
1DDは単純ですが難しいと言われていて、解像度はやはり同価格帯のハイブリッド機に劣ると思います
正直なところ、U5Kの1DD機はどれも解像度は似たり寄ったり。
ですので、使い勝手が良さで十分合格です。

自分は初めての完全ワイヤレスイヤホンでしたが、機能を絞り込んであり、
それぞれがよく練られていて、全体の完成度は高いです。
価格は3千円~4千円。これならお勧めできると思います

知っておくとちょっと便利なこと [追記]
マニュアルの手順では、左右のイヤホンをペアリングしてから機器と接続する、
となっていますが、左だけで接続したあとで右と接続することができます。
実はこのほうが安定して接続ができます。
接続がおかしいとき、右のイヤホンをケースに戻して一旦接続を切り、
再度右を接続させると、接続が安定することがあります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

なお、5月4日20時現在、TT-BA053は在庫切れでしたが、5月18日に解消。
TaoTronics Audio直営店が公式の販売元だそうです。
Twitterの公式アカウント、TaoTronics Japan@ワイヤ令和スイヤホン
@TaoTronics_JP
こちらもチェックしてみてください

(5/26追記)SoundPEATS TrueCapsule
¥4,299、2019/5/23、SoundPEATS Audioが販売
同型機と思われる機種がサウンドピーツからも発売されました
スペックから見てTT-BH053の実機と同等と思われます
どちらもコスパがいいメーカーです

本当に6時間再生なのか聞いてみた
2019年12月18日
サポートに確認してみたところ、次のような回答をいただきました。
「いただいた情報を技術者に確認したところ、6時間という数値はイヤホンがスタンバイの状態で最大の数値です。
実際に使用するときは約四時間くらいです。」
ほう…そうですか。しかし6時間再生って聞いてますけど💧
ってことで、資料を確認してみました。

イヤホン単体で最大連続6時間再生
https://www.taotronics.jp/soundliberty53

って書いてあります💧
訂正してほしいですよねー。
もうちょっとやりとりしてみます。

気になったかたはこちらのリンクからどうぞ😊
 
👆(第3世代 SoundLiberty 53)左右独立接続
👇(第2世代 SoundLiberty 53)リレー方式

chironuko3.hatenablog.com