2017年9月~18年3月までに購入したBluetoothトランスミッター/レシーバーの
スペックと使用感を比較してみました。購入価格はいずれも2,000~3,000円です。
現在は、TaoTronics TT-BA09をトランスミッターとして、TROND BT-DUO HDを
メインのレシーバー、TROND BT-DUO SをDAP専用のトランスミッターと
サブのレシーバーとして使用しています。
(Inateck BR1008は音質調節がついていなかったので返品しました)
TaoTronics TT-BA09 (2017)
Sunvalley Brands Japanが販売(旧NBD JAPAN)、2016/8/22、参考価格¥ 3,399
- 60×60×20mm、38gとやや大型
- Bluetooth4.1、CSR8645チップ
- 入出力:3.5mm、トスリンク(光)角型
- 光とauxどちらでも入出力可能、切り換えスイッチつき
- 500mAバッテリーは長持ち
- 対応コーデックはTX/RXともにSBC/aptx/aptxLL/(AAC)/(Faststream)
- TX2台同時接続時はSBCのみ
安定性があり、シンプルでスタンダードなBTユニット
音量調節がない、FWD/RWボタンがない
トランスミッターとして最適
→2018年12月ロットからBluetooth5.0、aptxLL2台同時接続が可能となったようです
Inateck BR1008
InateckOnlineが販売、2018/1/4、参考価格¥ 2,999
- 44×44×12、18gと小型軽量
- Bluetooth4.1、CSR8675チップ
- コーデック・インジケーターつき
- aptx/aptxHD切り換えつき
- 2台同時出力SBC
小型軽量で申し分ないスペックだが、
レシーバーとしては音量調節がついていないのがネック
TROND BT-DUO S
eTROND-JPが販売、2017/4/9、参考価格¥ 3,199
- 55×40×11mm、17gと薄型軽量
- Bluetooth 4.1、CSR8670チップ
- SBC/aptx/aptxLL対応
- 音量調整つき
- コーデックインジケーターつきなので、接続方式がわかりやすい
- TXの2台接続はSBCのみ
TROND BT-DUO HD
eTROND-JPが販売、2017/10/15、参考価格¥ 3,999
- 44×44×12mm、22gと小型軽量
- Bluetooth4.2、CSR8675チップ
- SBC/aptx/aptxLL/aptxHD対応
- 独立した音量調整、曲送りボタンつき
- コーデックインジケーターつき。クリップつき
2台接続はSBCのみだが、それ以外はフルスペック
レシーバーとして不自由しない
aptxHD/aptx切り換えがついていない
BTレシーバー購入のポイント
- 同じCSRチップなら、新しいチップのほうが処理が若干早い
- 小型・軽量・使用時間
- コーデックインジケーターの有無
- aptxHD対応機は、aptxLL/aptxHDの切り替え機能があるか
- レシーバーは、音量調節ボタンがついているものが便利
- 曲送りと音量ボタンが別になっている5ボタン式は使い勝手が良い
- 2台同時接続はSBCなので、同時接続で使うならば2台aptx可能かどうか確認
- 遅延はaptxでもSBCでも大差がない。遅延を気にするならaptxLL一択。
- SBC/aptxは遅れるが、aptxLLは重なる程度。
- 消費電力や処理能力は、SBC>aptx
5000円までのBTレシーバー、音質も機能も横一線と考えています。
なので、使用目的に合った機能をチェックしたうえで、予算2000円台でお求めになるのが良いと思います。
音質にこだわるならばこの上のクラス、最近の製品ならば、EarStudio ES100やFiio BTR3などが気になっています。
EarStudio ES100
BTR3 Fiio Japan
https://www.fiio.jp/products/btr3/
ただし、Bluetoothの仕組み自体は一緒なので、高い製品も安い製品も同様のトラブルがあります。
最初は安い製品でBluetoothレシーバーに慣れておくのもよいと思います。
総評
USB DACを導入するまでは音質的な不満は多少ありましたが、DAC導入後は
不満を感じていないです。
PCやスマホ直の環境では音質的な不満はありますが、ソースがある程度よければ、
安いBTレシーバーでもそれほど不満はでないのではないかと。
もちろん、高い製品にすれば、音質は格段に良くなるはずです。
aptxHDやLDACなどの超高音質コーデックはその通信量から、
性能上の制約がいろいろかかるので、どうしても汎用性やトラブルに弱い印象があります。
Bluetoothがまだまだ発展途上中でもあるので、普及して価格がこなれてから手を出す
ほうが確実のような気もします。
最後に。使用法などまだまだ書くことはありますが、時間があるときにまとめられるといいなと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。